女性のベッドの上。こんな所に座って良いのだろうか。
混乱した头でそんなことを考えていると、僕の左侧から、凉叶さんがぴたりと体を密着させてくる。
「ほら、これでどう……??」
凉叶さんの右手が、僕の右腕を巻き込むようにして、腰に回される。
さらに、左手が、僕の左手首をつかみ、さらに细い指先で僕の太ももを优しく抚でまわしてくる。
艶めかしく伸びた长い脚が僕の左足に络みつき、爪先で僕の足の甲をなぞってくる。
まずい。まずい。
いつの间にか、僕は凉叶さんのベッドの上で、凉叶さんに四肢を拘束され、动けなくなっていた。
あまり头は働かなかったが、危険な状况になっていることは分かった。
「す、凉叶、さんっ……!」
僕が思わず凉叶さんのほうを向くと。
凉叶さんの顔が、思ったよりも近くに来ていて。
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ちゅっ?
「……んっ……!!」
二度目の、キス。
気づいた时には、再び凉叶さんの柔らかい唇全体が、僕の唇に押し付けられていた。
先ほど、大人のキスの気持ちよさを教えられた僕の身体は、この后袭ってくるであろう快楽に期待してしまって、抵抗する力を失ってしまう。
柔らかい舌が、唇を割って中に侵入してくる。
濡れた舌が僕の舌に络みつき、かき回してくると、视界がピンク色に染まり、何も考えられなくなる。
さらに凉叶さんは僕の背中に手を回し、その豊満な身体をまとわりつかせてくる。
んちゅっ、ちゅっ、ぬちゅ……
「ん、んんっ……?」
僕の口は再び、凉叶さんの舌に犯される。
先ほど、酒を口移しされた时よりも、もっといやらしく艶めかしい舌使い。
惊きのほうが强かった先ほどと违い、今度は纯粋な快感だけが僕の脳神経を甘く刺激する。
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ややあって、ふと凉叶さんの唇が离れたかと思うと、その唇が今度は左の耳元にやってくる。
「君のこと……虐めたく、なっちゃった?」
そう嗫かれながら耳たぶをれろりと舐められる。背筋がぞくっと震える。
凉叶さんはそのまま、僕の耳から頬、頬から首筋へとキスの雨を降らせながら、舌で快感を焼き付けるかのように僕を责めたてる。
一方で、僕の后头部に回されていた右手の先が、僕のもう片方の右耳に回り込む。
女性らしい细い五本の指が、耳穴の周辺をさわさわとくすぐる。
「んあっ……はあっ?」
「ふふ、耳、弱いんだね……食べてあげる?」
そういうと、僕の首筋を责めていた凉叶さんの唇が、僕の左耳のほうに寄せられる。
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